シナリオから完成動画まで、XCONDA 制作 7 ステップ

AI 動画制作の流れ EP.00 全体マップ · 初めて読む方はここから
こんにちは、XCONDA です。キューブベリーの AI 動画はシナリオから出発し、XCONDA で動画を作り、Suno でサウンドを付け、Premiere Pro で仕上げます。この記事はその全体の順番を 1 枚の地図と段階ごとの説明でお見せします。各段階の詳しい方法は連載で続きます。
こんな方へ:AI 動画を初めて作る方、ツールは使ったことがあるがカットがつながらず苦労した方、チームで制作順を共有する必要がある方
一目でわかる流れ
シナリオ → リファレンス → 文字コンテ → ストーリーボード・ブロッキング → 動画生成 → サウンド → 編集・完成
| 区間 | 段階 | やること | 使うツール |
| 準備 | 01 シナリオ | すべての出発点になるシナリオを確定します | シナリオ、台本 |
| 準備 | 02 リファレンス画像の用意 | 人物と空間の基準画像(キャラクターシート、背景シート)を作ります | Claude、フレックスボードスキル、GPT 画像、XCONDA Turn |
| 準備 | 03 文字コンテとフレックスボードのプロンプト | カットごとに文字で先に整理します | Claude、フレックスボードスキル |
| 準備 | 04 ストーリーボードとブロッキング動画 | カットごとのキーイメージを確認し、人物の動線を動画で決めます | XCONDA FLEXBOARD、XCONDA ブロッキングボード |
| 動画 | 05 Seedance プロンプトと動画生成 | 前段階の成果物をすべて入れて動画を生成します | Claude、Seedance プロンプトスキル、プロンプトエディタ、XCONDA |
| 後半 | 06 サウンド制作 | 動画に使うサウンドを作ります | Suno |
| 後半 | 07 動画とサウンドを合わせる | 動画とサウンドを合わせて完成させます | Premiere Pro |
地図で黄色い枠で示したのが 04 ストーリーボードとブロッキングです。準備作業と動画作業をつなぐ橋だからです。前の段階の成果物がここに集まり、ここで確定したキーイメージが 05 プロンプトの基準になります。05 で結果が気に入らなければ、問題の部分を直してまた生成する循環になります。
なぜ動画生成の前に 4 段階も準備するのか
動画 AI に文字だけを入れると、毎回違う顔、違う服、違う構図が出ます。カットをつなぐと、カットごとに別の人が演じたように見えます。準備の段階は、この揺れを動画を作る前に押さえておく作業です。
代表が KBS でドラマを演出していた頃のたとえが一番分かりやすいです。撮影現場ではカメラを回す前に俳優を決め、セットを建て、コンテでカットの順番と構図を合わせます。紙の上で直すコストはほぼゼロですが、撮影が終わってから直すには撮り直しになるからです。AI 動画も 1 回回すたびにクレジットがかかります。構図が違う動画を確認して最初から回し直すのは、撮影を丸ごとやり直すのと同じです。
ここでの核心は文字と画像の役割分担です。2 つは互いにできないことを担います。
| 文字が担うもの | 画像が担うもの |
| カット順、構図、動線、アクション、タイミング | 顔、衣装、質感、時代考証 |
顔や服装をどれだけ細かく文字で書いても、画像ほど正確には伝わりません。逆に、カットの順番とタイミングは画像では伝えにくいです。だから人物と空間は画像で、流れと動きは文字で分担します。
段階ごとの詳細
各段階を 入力 → 成果物 → 次に進む前の確認 の順にまとめました。確認は次の段階へ進む前に自分で点検する項目です。
01. シナリオを書く
- 入力:アイデア、企画案
- 成果物:確定したシナリオ
- 確認:登場人物と場所が決まっているか
すべての作業がここから出発します。人物と場所が決まっていないと、次の段階のリファレンスを作れません。感情は「悲しい」のように名前だけ書かず、「割れた陶磁器の破片を背中に隠す」のように目に見える行動で書いておくと、あとでカットに分けやすくなります。

02. リファレンス画像を用意する
- 使うツール:Claude、XCONDA フレックスボードスキル、GPT 画像、XCONDA Turn
- 入力:シナリオ
- 成果物:人物ごとの顔画像(キャラクターシート)、場所の画像(背景シート)、必要なら Turn で作ったカット画像
- 確認:人物ごとに顔画像があるか、場所の画像があるか、実現が難しいカットは Turn で作ったか
すでに持っているリファレンスがあれば、シナリオと一緒にそのまま入れてください。なければフレックスボードスキルがシナリオを読み、キャラクターシートと背景シートを作るプロンプトを書いてくれます。そのプロンプトをコピーして GPT 画像で画像を作り、できた画像をまた入れる順番です。
なぜこうするのか。背景をカットごとに別々に生成すると、窓や家具、小道具の配置がカットごとに変わります。実際の撮影現場でセットを先に建て、その中でカメラだけを動かすように、空間を先に固定して角度だけを変える方式です。方法 B は、文字だけでは出にくい複雑な構図を自分で配置して出すときに特に有効です。


03. 文字コンテとフレックスボードのプロンプト
- 使うツール:Claude、XCONDA フレックスボードスキル
- 入力:シナリオ、02 で作ったリファレンス画像
- 成果物:文字コンテ(カットごとの長さ、カメラ、アクション、セリフ、効果音)、フレックスボード用プロンプト
- 確認:カットごとに開始動作と終了動作が書かれているか
文字コンテは場面を文字で先に書いたコンテです。カットの長さの合計が合っているか、1 つのカットに動作を詰め込みすぎていないか、カットが不自然に飛ばないか、登場人物の数が合っているかをこの段階で一緒に点検します。スキルのダウンロードとインストール方法は ‣ の下にあります。

04. ストーリーボードとブロッキング動画
- 使うツール:XCONDA FLEXBOARD、XCONDA ブロッキングボード
- 入力:03 のフレックスボード用プロンプト、02 の Turn で作ったカット画像(実現が難しいカット)
- 成果物:カットごとのキーイメージ(ストーリーボード画像)、ブロッキングのパペット動画
- 確認:カットごとのキーフレームが意図した構図か、パペット動画の動線が意図と合っているか
FLEXBOARD はシナリオをカットに分け、カットごとに画像を作って 1 画面に並べて見せるストーリーボードツールです。1 画面に最大 36 カットまで構成でき、うまく出たカットはそのままに、問題のあるカットだけを選んで直せます。画面の順番どおりに進める方法は ‣ にまとめてあります。



ブロッキングボードは現在ベータで無料公開中です(動画生成の前段階まで)。場面のプロンプトを貼り付けて Create を押すと 3D 空間と人物が構成され、Add camera でカメラを追加したあと Output タブから Seedance に送れます。詳しい紹介は ‣ のお知らせをご覧ください。
パペットは人間に見える必要はありません。位置、方向、速度だけが合っていれば十分です。05 動画生成のときにパペット動画を一緒に添付する点だけ覚えておいてください。

05. Seedance プロンプトの作成と動画生成
- 使うツール:Claude、Seedance プロンプトスキル、プロンプトエディタ、XCONDA
- 入力:フレックスボード用プロンプトと文字コンテ、リファレンス画像、ストーリーボード、04 のブロッキングパペット動画、必要なら音声リファレンス
- 成果物:韓国語と英語を並べた 2 列プロンプトエディタ、XCONDA で生成した動画
- 修正方法:結果を見て直したい点を対話で伝えるとエディタが修正し、また生成します。気に入るまでこの循環を繰り返します。
Seedance プロンプトスキルは、キーイメージをもとに Seedance 2.5 用のプロンプトを組みます。4 人の監督システムと 10 ブロック構造で整理し、韓国語と英語を並べて直せます。韓国語を直すと英語もそれに合わせて書き直されるので、英語を別に直す必要はありません。このスキルは XCONDA ハブからダウンロードできるよう準備しています。
4 つのうち 1 つでも欠けると、AI がその部分を勝手に埋めます。たとえばリファレンス画像を抜くと、プロンプトに「@image1 の女性」と書いてあっても誰か分からず、カットごとに違う顔になります。ストーリーボードを抜くと、同じプロンプトでも構図が毎回変わります。パペット動画を抜くと、人物がプロンプトと違う方向に歩いたり、複数の人物の動線が食い違ったりします。
動画生成画面ではモードをリファレンス(Ref-to-video)にし、プロンプトで @ を入力してどのリファレンスが何かを指定します。アスペクト比、解像度、長さ、High Quality は Options タブで選び、Seedance 2.5 は一度に最大 30 秒まで作れます。


修正と再生成を繰り返す段階では、最近追加された Draft 機能が役立ちます。480p の下書きで結果を先に確認し、気に入った下書きだけを 1080p の最終版にできます。ただし最終版は下書きと同じアセットから新しく生成されるため細部が一部変わる場合があり、下書きは生成後 7 日間だけ有効です。詳しくは ‣ をご覧ください。

06. サウンド制作
- 使うツール:Suno
- 入力:05 で完成した動画の雰囲気と長さ
- 成果物:動画に使うサウンドファイル
- 確認:動画の長さと雰囲気に合っているか
サウンドは動画が完成したあとに、動画の雰囲気と長さを基準に作ります。この段階の詳しい方法は連載で続きます。

07. 動画とサウンドを合わせて完成
- 使うツール:Premiere Pro
- 入力:05 で生成した動画クリップ、06 で作ったサウンド
- 成果物:完成動画
- 確認:カットのつながり、音量、字幕
最後の段階です。カットをつなぐ前に 02 のリファレンスと 03 の文字コンテを手元に置き、衣装や小道具、背景がカットごとに変わっていないかもう一度ざっと見てください。

段階ごとの 1 枚まとめ
地図を見ながらすぐ点検できるよう、入力、成果物、次に進む前の確認を 1 つの表にまとめました。
| 段階 | 入力 | 成果物 | 次に進む前の確認 |
| 01 シナリオ | アイデア、企画案 | 確定したシナリオ | 登場人物と場所が決まっているか |
| 02 リファレンス | シナリオ | キャラクターシート、背景シート、Turn カット画像 | 人物ごとの顔画像があるか、場所の画像があるか、難しいカットは Turn で作ったか |
| 03 文字コンテ | シナリオ、リファレンス画像 | 文字コンテ、フレックスボード用プロンプト | カットごとに開始・終了動作が書かれているか |
| 04 ストーリーボード・ブロッキング | フレックスボード用プロンプト、Turn カット画像 | カットごとのキーイメージ、ブロッキングパペット動画 | キーフレームの構図とパペットの動線が意図と合っているか |
| 05 動画生成 | リファレンス、ストーリーボード、プロンプト、パペット動画 | 2 列プロンプトエディタ、生成動画 | 4 つをすべて入れたか |
| 06 サウンド | 完成動画の雰囲気と長さ | サウンドファイル | 動画の長さと雰囲気に合っているか |
| 07 完成 | 動画クリップ、サウンド | 完成動画 | カットのつながり、音量、字幕 |
よくある失敗 5 つ
- 動画から回す:画像で先に確認すれば、間違ったカット 1 枚を出し直すだけで済みます。動画は丸ごと回し直しになります。
- 同じ人物の顔画像を何枚も入れる:顔が混ざります。人物 1 人につき 1 枚が原則です。
- 動画生成に 4 つのうち一部だけ入れる:リファレンス、ストーリーボード、プロンプト、パペット動画のうち欠けた部分は AI が勝手に埋めます。
- パペット動画に顔や表情まで期待する:パペットは位置、方向、速度だけを担います。顔はリファレンス画像の役割です。
- うまく出たカットまで再生成する:問題のあるカットだけを選んで直してください。
連載目次
AI 動画制作の流れは 1 回に 1 段階ずつ続きます。公開済みの記事はリンクにしてあり、残りは順番に公開予定です。
| 回 | タイトル | 扱う内容 | 読む |
| EP.00 | 全体マップ | 7 段階がどうつながるか | いま読んでいる記事 |
| EP.01 | シナリオから始める | AI 動画に向くシナリオの書き方 | 準備中 |
| EP.02 | リファレンスを作る | キャラクターシート、XCONDA Turn の背景シートとカット画像 | 準備中 |
| EP.03 | 文字コンテとフレックスボードのプロンプト | スキルの使い方と成果物の読み方 | 準備中 |
| EP.04 | ストーリーボードとブロッキングボード | キーフレームの決め方、パペット動画で動線を固定 | ‣、‣ |
| EP.05 | Seedance プロンプトと動画生成 | エディタの読み方、修正前後の比較 | 準備中 |
| EP.06 | Suno でサウンドを作る | 動画に合うサウンドの作り方 | 準備中 |
| EP.07 | Premiere Pro で仕上げる | 動画とサウンドを合わせて最終出力 | 準備中 |
あわせて読みたい記事として、動画の前にコンテを出す理由をまとめた ‣ と、Turn と FLEXBOARD でカットの一貫性を確保した制作事例をまとめた ‣ があります。
いま始める方へ
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- お問い合わせ: cubeberry@cuberry.kr
- 電話: +82-70-8095-2302(平日 10:00〜17:00)
キューブベリー AI 動画制作ガイド · 2026 年 10 月 21 日時点の内容です。ツールが更新されると内容が変わる場合があります。今日も長い記事を読んでいただきありがとうございます!